CMRIの技術を活かした検査解析

CMRIではこれまでの研究で得た免疫・病理・分子生物学の研究技術を生かして、研究を進めています。
技術支援のご相談もお受けします。

1) 乳製品などからのヨーネ菌DNAの検出

乳製品からのヨーネ菌DNAの検出が何故大切なのでしょう。
こちらのページでくわしく解説をしています。

2) ヒトやペットの血清中のヨーネ菌抗体の検出

CMRIではヨーネ菌がヒトや動物に免疫学的な影響を与えて抗体を作らせているかについての研究をしています。自己免疫疾患の研究をしている医学部の研究者の方で倫理委員会に研究申請をお考えの方からのご相談もお受けします。

また、動物病院の獣医師の方々で、慢性の皮膚炎やアレルギー、もしくは原因不明の腸炎などに関心をお持ちの方がいればヨーネ菌に対する抗体測定の協力をいたします。

これまで、ヒトがヨーネ菌に暴露されている証拠としてヨーネ菌に対するIgG2抗体、IgG4抗体、IgE抗体が検出報告されています。なお、牛、羊、ヤギなど家畜伝染病予防法で指定されているヨーネ病感受性動物のサンプルについてはCMRIではお調べできません。お近くの家畜保健衛生所にご相談下さい。
フォームメールでご相談下さい。

参考文献
Sci Rep
. 2017 Jun 9;7(1):3179. doi: 10.1038/s41598-017-03370-z.Altered humoral immunity to mycobacterial antigens in Japanese patients affected by inflammatory demyelinating diseases of the central nervous system. Cossu D, Yokoyama K, Tomizawa Y, Momotani E, Hattori N.

Int J Inflam. 2017;2017:7959154. doi: 10.1155/2017/7959154. Epub 2017 Apr 24. Mycobacterium avium Subsp. paratuberculosis Induces Specific IgE Production in Japanese People with Allergies. Cossu D, Otsubo S, Otsubo Y, Eda S, Suzuki T, Iwao Y, Kuribayashi T, Yamamoto S, Sechi LA, Momotani E.

Sci Rep. 2016 Jun 30;6:29227. doi: 10.1038/srep29227. Humoral response against host-mimetic homologous epitopes of Mycobacterium avium subsp. paratuberculosis in Japanese multiple sclerosis patients.Cossu D, Yokoyama K, Sechi LA, Otsubo S, Tomizawa Y, Momotani E, Hattori N.

Foodborne Pathog Dis. 2015 Oct;12(10):851-6. doi: 10.1089/fpd.2015.1956. Epub 2015 Aug 12. Seroprevalence of IgG1 and IgG4 class antibodies against Mycobacterium avium subsp. paratuberculosis in Japanese population. Otsubo S, Cossu D, Eda S, Otsubo Y, Sechi LA, Suzuki T, Iwao Y, Yamamoto S, Kuribayashi T, Momotani E.

3) 動物の病理組織学診断

CMRIでは食の安全に関するDNA検査や微生物学的検査の受託、病理組織標本に基づく診断や病理発生機序の解説をしています。ホルマリン固定組織をお届けいただければ、標本作製を外部委託し基本的なヘマトキシリンエオジン(HE)染色をもとにした病理組織診断と病理発生についてのコメントをいたします。
こちらのページでくわしく解説をしています。