従来の研究室の構成と実験室の概要
ここでご紹介している実験室は代表理事が東都医療大学海浜幕張キャンパスで使用してきているものですが、大学からの貸与は2019年3月までと言われ。実験室の閉鎖を擦るために、実験室の機能を順次つくば市に移転し、2019年5月末日までにつくば市の一般社団法人比較医学研究所の施設に移転しました。新たな研究室は手狭ですが、微生物学実験室と免疫・分子生物学・病理学を研究する実験室にの2室に加え、蛍光顕微鏡用の暗室、会議室があります。基礎研究を実施するには十分な環境です。こちらは整備が完了後に本HPにてご紹介いたします。
①分子生物学実験室(BSL-1):
細胞培養、細胞培養用クリーンベンチ、倒立顕微鏡(撮影装置付き)、細胞破砕装置、吸光度測定装置、高速微量遠心機、遠心機、恒温ブロック装置、定量PCR装置、pHメーター、冷凍冷蔵庫(-20℃)、冷蔵庫(4℃)などがあり、種々の細胞分離、培養、DNAやRNAの抽出実験や定量PCRの実験ができます。
②免疫学実験室(BSL-2):
バイオハザードキャビネット-クラスⅡ型、オートクレーブ、CO2インキュベーター、ELISAリーダー、蛍光プレートリーダー、電気泳動装置、低圧ゲルクロマトグラフィー装置、冷蔵庫(4℃)等を用いて、各種抗体の定量試験や抗原の抽出や精製を行います。生理活性物質の定量試験、ウエスタンブロッティング、BSL-2レベルの細菌の培養、細胞培養実験を行います。
*担当者の研修を実施しています。
古いけれど動く蛍光プレートリーダー
サイトフルオール2300という機械ですが優秀です。
(上)最新型のバイオハザードキャビネット-クラスⅡ型です。
振盪培養装置をYahooオークションで教授が自腹購入。→移転に伴い本機は東京医科歯科大学に寄贈しました。
研究に使用する抗酸菌(Mycobacteria)はBSL2研究室でだけ培養ができるきまりです。
菌培養の速度が高まりますが、ヨーネ菌の場合にはTween80不添加だと菌が凝集しやすくなるので
菌培養の速度が高まりますが、ヨーネ菌の場合にはTween80不添加だと菌が凝集しやすくなるので
撹拌速度をごく低速にする必要があります。菌体抗原を抽出する目的であれば凝集してもかまわないので問題有りません。
をTween80添加すると凝集せずにサラサラしたサスペンジョンとして培養できます。
をTween80添加すると凝集せずにサラサラしたサスペンジョンとして培養できます。
③病理学実験室(BSL-1):
オートクレーブ、自動包埋装置、ミクロトーム、純水製造装置、ドラフトチェンバー、各種染色シリーズ、光学顕微鏡、蛍光顕微鏡、顕微鏡撮影装置などを有し、マウスなどの病理解剖、病理組織の固定・パラフィン包埋・薄切・各種染色、免疫染色が実施できます。
④実験動物室(BSL-1):
SPFレベルに準じた空調と隔離のされたマウスの飼育室です。通常のマウスおよび遺伝子改変マウスの飼育が可能な隔離、逃走防止環境が整っています。
* 実験動物飼育ガイドライン
*実験動物の倫理研修を実施しています。
SPFレベルに準じた空調と隔離のされたマウスの飼育室です。通常のマウスおよび遺伝子改変マウスの飼育が可能な隔離、逃走防止環境が整っています。
* 実験動物飼育ガイドライン
*実験動物の倫理研修を実施しています。
⑤機械室:
クリオスタット、化学発光測定装置、蛍光・化学発光撮影装置、凍結乾燥装置、遠心機などがあります。
クリオスタット、化学発光測定装置、蛍光・化学発光撮影装置、凍結乾燥装置、遠心機などがあります。
⑥冷蔵庫室:
超低温フリーザー(-80℃)、冷凍冷蔵庫(-20℃)、冷蔵庫(4℃)および細胞保存用の液体窒素タンク〔-180℃)があります。低圧ゲルクロマトグラフィー装置、フラクションコレクターもこの低温室に設置されています。
超低温フリーザー(-80℃)、冷凍冷蔵庫(-20℃)、冷蔵庫(4℃)および細胞保存用の液体窒素タンク〔-180℃)があります。低圧ゲルクロマトグラフィー装置、フラクションコレクターもこの低温室に設置されています。
免疫の実験に使用する様々な細胞培養株が保存されています。
2週間に1回、液体窒素を業者に運んでもらい追加していきます。