百溪英一Eiichi Momotani

現在の役職

一般社団法人 比較医学研究所 代表理事(2018/4/26より)
東都医療大学・客員教授

東京医科歯科大学医学部・人体病理学教室・非常勤講師
順天堂大学医学部・脳神経内科学教室・協力研究員

学位: 獣医学博士(北海道大学)


日本獣医病理学専門家協会認定証


人以外の動物の病理学的診断ができる資格です。
医学領域の「病理医」に相当するものです。
病理診断でお困りの方はご相談をお受けします。

教育経験

大学で担当していた講義:
看護大学:解剖学、生理学、病理学、基礎看護英語コミュニケーション(医学英語)、
獣医・畜産学部:家畜衛生学、家畜解剖学、
専門分野: 比較病理学、免疫学、感染症、解剖学、生理学、医学英語

仕事以外の活動

S28年3月、東京新宿生まれ。家族は6人(長女はダウン症という障害を持つ)。
趣味は写真や絵を描くこと、映画製作、クラシックカメラ収集、LPレコード鑑賞、ランや植物の栽培、レース鳩の飼育。
研究者になる前は漫画家として3年間雑誌に連載。

 

ボランティア活動

としてダウン症者の支援と人権の社会啓発活動(ダウン症国際織DSI理事、委員)、
NPO法人日本ダウン症ネットワークJDSN設立(この法人は解散しました)、
国際ダウン症情報センター(DSIJ)設立・事務局(現在)、
茨城県ダウン症協会事務局長(現在)。
ボランティア・福祉活動履歴はこちら。2016年のダウン症の人に対する啓発キャンペーンポスターを作成しました(左)。
ネットワークは国際ダウン症組織を通じてPositiveな情報発信に寄与しました。

研究テーマ

主な研究課題:ヨーネ菌抗原に起因するヒトの自己免疫性難病とアレルギー
ダウン症を持つヒトの発達支援と人権擁護


主な研究業績

論文発表一覧へのリンク先を御覧ください。

所属学会

日本分子生物学会、日本病理学会、日本免疫学会、日本結核病学会、日本炎症学会、日本獣医学会、
日本獣医病理学会、日本獣医病理専門家協会(JCVP)日仏獣医学会(幹事)、日本ヨーネ病学会(代表理事)、
国際ヨーネ病学会(副会長) ほか

学   歴

教育課程
1971/3    日本大学第三高等学校卒業
1971/4    日本大学農獣医学部獣医学科入学
1975/3 日本大学農獣医学部獣医学科卒業
1977/3    日本大学大学院獣医学研究科博士前期課程終了

職歴概要

1977/4- 農林省入省 家畜衛生試験場勤務
(国家公務員上級職甲種=現在の国家公務員一種)

北海道支場、免疫病理研究室長、生体防御研究部分子病理研究室長、免疫研究部免疫病理研究室長、ヨーネ病炎症性腸疾患研究チーム長などを経て2013年3月定年退職(36年間勤務)


2004年ころの研究メンバー。海外MDポスドク3名、獣医師2名

併任として勤務した海外機関と大学の概要

1985/9-アイオワ大学獣医学部留学(科学技術庁長期在外研究員)
(ISU, Ames, Iowa写真下)を経由してNADCへ。

ISU、Ames Iowaのメモリアルユニオンビル。
アメリカは教育にお金をかけている豊かな国です。

ISU、Ames Iowaの俯瞰図。Amesは緑豊かな研究学園都市です。

アメリカ合衆国家畜疾病研究所(NADC)客員研究員(科技庁長期在外研究員・併任)

 *ヨーネ病の病理発生機序解明。ヨーネ菌のM細胞からの侵入機序の解明

かつてのNADC


(写真左)ノーマン・シュベール博士(病理部長)左、とハーレイ・ムーン博士(細菌部長)
(写真右)NADCのパンフレットに掲載されていた電子顕微鏡に向かう私とベルギーのポスドク。
この写真は現在でもNADCのHPのhistoryのページに掲載されています。

上左:NADCでは病理部と細菌部の両方に所属して電子顕微鏡を駆使してヨーネ菌の牛の腸組織への侵入メカニズムを世界で初めて解明することができました。写真の左は病理部長のシュベール博士、右は細菌部長のハーレイ・ムーン博士。
上右:NADCの病理部長シュベール博士(電子顕微鏡病理学の大家)とベルギーのポスドクと。
ヨーネ菌が小腸のM細胞の貪食により感染侵入する事を世界で初めて発見したフィリップス社製の電子顕微鏡です。
下は現在のNADCの本館。


北海道大学獣医学部より博士号授与3235 論文 171 百溪,英一 (モモタニ,エイイチ)
牛のヨーネ病の病理発生機構に関する免疫組織化学的研究
Immunohistochemical studies on pathogenesis of bovine paratuberculosis
授与年度:1986 授与日:1987/3/25


1989/11-フランス国パスツール研究所客員研究員(科学技術庁個別重要国際共同研究)

     *らい菌の細胞内増殖と鉄結合性蛋白の研究

BCGが開発されたカルメットビルにある結核、抗酸菌の研究室に所属しナリン・ラストギ博士とともにインビトロのマクロファージを用いた実験を習得しました。一方、病理学研究室のユーエル博士のもとでハンセン病の研究もできました。病理学研究室は下の有名な建物の1階(裏側)にありました。人柄の良いメンバーで楽しく研究ができました。


パスツール研究所(Paris)

 

1991年- 北海道大学・医学部非常勤講師 (細菌学:抗酸菌感染症担当)(併任)
1992/10-フランス国パスツール研究所客員研究員、日仏学者交換事業(併任)

       *抗酸菌感染、肉芽腫性疾病の病理発生機序


パスツール研究所病理学教室のRavisse教授(ハンセン病、肉芽種性疾病の大家)


日本がバンコクに建設した家畜衛生研究所の研究を推進するためになされてきたプロジェクトのフェーズIIの成果の評価と研究指導のためにバンコク、バンケン地区のNIAHに行き、コンケン、ランパン、チョンブリの支所にも行きました。

1997/7 ケニア国国際家畜研究所(ILRI)滞在研究員

International Livestock Research Institute (ナイロビ、ケニア)
国際農業研究所併任として「トリパノゾーマ病耐性に関する遺伝学的解明の研究」に従事。TNF-α遺伝子ノックアウトマウスを用いてトリパノソーマ病における役割解明の研究。

 

1998/4 –茨城大学・動物生産学科非常勤講師(家畜機能形態学担当6ヶ月間)

2001/4- 茨城県立医療大学・保健医療学部看護学科非常勤講師(小児看護)(併任・~現在まで)
「障害を持つ子どものいる家族の支援」について講義をしてきております。
2002/4  東京大学大学院・農学生命科学科非常勤講師 (消化管感染担当) 6ヶ月間
2010/4  麻布大学非常勤講師(併任-2012)
2011-2014 NIMBioS Investigative Workshop -Modeling Johne’s Diseaseメンバー

         (米国立数理学研究所・テネシー大学からの招聘参加)


NiMBiosのヨーネ病ワーキンググループ。


NiMBiosの研究所の佇まい。

テネシーでお世話になったKurosu先生(メンフィス)とEda先生(ノックスビル)。
ヨーネ菌脂質抗原の共同研究グループ作って共同研究を続けています。


テネシー大学獣医学部で特別講義をさせていただきました。
ヨーネ菌とクローン病の関係のお話をしました。

2012/4  東都医療大学客員教授(併任)
2013/4  東都医療大学特任教授
2014/10
~2018/3 東都医療大学教授


隈研吾先生の設計による深谷キャンパス校舎です。
2012/10-  東京医科歯科大学医学部・人体病理学教室非常勤講師 (~現在まで)
原因不明肉芽腫性炎症と細菌の関連を研究しています。
研究室はMDタワーの15階です。


人体病理学教室の私のブースです。PCと顕微鏡あります。共有実験室にはどんな機械でもあります。
国立の医学部なので、文献検索して読みたい文献の殆どのPDFがダウンロードでき大変ありがたいです。

江石 義信教授他室員の皆様には大変よくしていただいています。感謝。


2015/5-   順天堂大学医学部脳神経内科協力研究員(Visiting Scientist) (~現在まで)
多発性硬化症とヨーネ菌の関連を研究しています。
画像に含まれている可能性があるもの:1人、室内
脳神経内科訪問研究員として病理検査室(イメージングラボ)
を使わせていただいています。

2017/10 2018/3/31 東都医療大学研究教授

2018/4- 現在
一般社団法人 比較医学研究所
東都医療大学客員教授

東京医科歯科大学医学部非常勤講師(人体病理学講座)
順天堂大学医学部協力研究員(脳神経内科講座)

賞 歴

1991年 森永奉仕会賞「牛の肉芽腫性病変における免疫グロブリンの免疫組織化学的局在に関する研究
1992年  日本獣医学会賞 「牛のヨーネ病の病理発生に関する研究」
1992年 東京獣医畜産学会賞「牛の腎臓中のフィブリン血栓およびフィブリン関連物質の免疫組織化学的評価」
1993年 日大農獣医学部長賞(1993) 「牛のヨーネ病の病理発生に関する研究」
2007年 ICP功労賞(第9回国際ヨーネ病学会の開催責任者としてIAPより表彰)
2014年 東都医療大学ベストティーチャー賞(講義の学生評価による。身体の構造・機能Ⅱ)
*ボランティアとしての障害者支援啓発活動(ダウン症児者を支援するNPO活動)
2006年 第59回広告電通賞公共広告部門、準優秀賞(3位)(電通主催)世界ダウン症の日キャンペーン、
2007年 APA Award 2007広告作品部門 奨励賞 (社団法人日本広告写真家協会主催)

特 許

         (国内特許公開2001-342147)
2)  ヨーネ病の診断法(国際特許公開済み)IL-10中和抗体を利用した高感度診断法
         (国際公開番号 WO 2005/029079 A1) 百溪英一ら
          (特願2005-291868) 百溪英一ら

競争的研究資金獲得実績

1)  平成23年-27年:科研費(基盤研究(A))研究代表者。「ヨーネ菌菌体成分による宿主免疫修飾と炎症性腸疾患発病機序の解明」5000万円/5年
2)  平成20年-24年:科研費(基盤研究(S))研究分担者「間葉系細胞の免疫応答に着目した腸肝軸多段階免疫バリアーシステムの研究」300万円/年
3)   平成20年:競争的資金名:農水省公募委託研究「牛ヨーネ病の血清学的診断における非特異反応の解析」200万円/年
4)   平成18年-20年:農水省公募研究プロジェクト、研究分担者「牛乳のヨーネ菌汚染の検出技術の開発と汚染防除技術の高度化」4-500万円/年
6)  平成13年-17年:生研センター、新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業「一般型」総括研究リーダー「家畜とヒトの炎症性腸疾患の発生機序と関連性の解明」3億6000万円/5年間
 
7) 2005-2006 kaken特別研究員奨励費(海外ポスドク)配分額:2,400千円 (直接経費 : 2,400千円)

国際学会開催

2005年よりヨーネ病国際学会理事、2014年以後同国際学会副学会長を担っている。
2007年第9回国際ヨーネ病学会(つくば)を会長として開催。250人海外参加者250名。

ポスドク指導歴

研究推進のために、ベトナム(ハノイ獣医学研究所室長を2年間)、タイ(チュラロンコン大獣医准教授3ヶ月)、タンザニア(獣医大学教授を3ヶ月、准教授を2年間)、バングラディッシュ(獣医大学教授を2年間)、中国の医学病理学研究者(筑波大学医学部博士課程修了のMD3名)をポスドク研究員として招聘して教育と研究を行なってきました。招聘予算は科学技術庁、日本学術振興会のポスドク予算(海外特別研究員)および、生研機構などの大型研究費より支出して雇用してきました。

博士課程の1年間を百溪研究室で勉強した、イタリアササリー大学出身のダビデ君は今は順天堂大学の外国人録別研究員です。