CMRI講演会 「ヒトの自己免疫病とヨーネ菌」 9.29 in 新宿
2018/9/1
プレスリリース・一般社団法人比較医学研究所
報道各社の皆様
一般社団法人比較医学研究所
代表理事・所長 百溪 英一
CMRI講演会 ヒトの自己免疫病とヨーネ菌
ご多忙中お読みいただきありがとうございます。
研究所のご紹介:一般社団法人比較医学研究所は研究と研究情報の啓発を目的とした非営利型の法人として本年4月27日につくば市に発足しました。本邦では研究の拠点が乏しい「ヒトの自己免疫病とヨーネ菌」の関連を明らかにすることが目的です。このテーマの講演会を2018年9月29日に新宿で開催いたします。
開催の趣旨:研究所独自の研究と医学部や関連学部との共同研究も推進してきております。このたび発足初年度の記念事業として「ヒトの自己免疫病とヨーネ菌」についての講演会を開催することにしました。
ヨーネ病発生状況:牛のヨーネ病は日本では家畜法定伝染病に指定されいる病気で、防疫が徹底されていますが、欧米ではそれがなされておらず、米国農務省は90%近くの農場がヨーネ菌汚染していると報告されています。ヨーネ病は慢性の腸炎で、感染牛は著しい下痢を繰り返し下痢便中に大量の排菌をしますが、肉や牛乳中にも菌が移行することがよく知られています。汚染農場由来の牛乳中にはヨーネ菌が含まれています。
ヨーネ菌と人の病気:クローン病は1932年にアメリカ合衆国医師クローンらにより報告された慢性の肉芽腫性腸炎で、クローンらは本病が家畜のヨーネ病の病変に類似することを記載しまた。その後、ヨーネ菌との関係の研究が進み、2017年3月には米国のテンプル大学で2017人の研究者と臨床医による国際会議が開催されました。本邦では日本結核学会、日本細菌学会、日本サルコイドーシス学会など関連学会で教育講演が持たれてきました。
はじめての公開講演: 今回は、医療関係者や一般の方(患者ご家族)を対象にヨーネ菌との関連が数多く報告されているクローン病と多発性硬化症の関連について最新情報をご紹介します。ヨーネ菌との関連が疑われている、1型糖尿病や橋本病についての概要もお話します。