第60回日本神経学会学術大会で多発性硬化症モデルの発表

第60回日本神経学会学術大会

表記学会において、当研究所と順天堂大学医学部との共同研究成果がダビデコッス君によりポスター発表されます。

研究タイトル

Modulation of EAE by oral administration of Mycobacterium avium paratuberculosis or BCG vaccination: 1st report

ヨーネ菌を使って誘導された多発性硬化症マウスモデルの中枢神経病変の強さが、BCGワクチンで処理することにより軽減されたという内容です。また、ヨーネ菌細胞壁成分であるリポペンタペプチドが引き起こす抗体反応や細胞性免疫誘導はBCGでは見られないことなども報告予定です。
日本ではすべての人がBCGワクチンの接種を受けていますが、リスクの有る仕事や医療関係者が自主的にBCGの接種を受けており接種の状況は対照的です。今回発表のマウスでの病変の強さの違いと、日本、イタリアの多発性硬化症患者の差異についても報告されます。

第60回日本神経学会学術大会会
2019年5月22日(水)~25日(土)
*この学会に所属する医師や医療関係者に限られた学会です。
会場
大阪国際会議場 他