多発性硬化症の発症にはヨーネ菌が関与する可能性 ~死菌の経口摂取がリスクになる~(順天堂大学医学部2016)

概要

順天堂大学大学院医学研究科神経学講座の横山和正講師、Cossu Davide研究員、服部信孝教授、およびSassari大学(イタリア共和国)と東都医療大学の百溪英一教授らの研究グループは、神経難病である多発性硬化症の発病に家畜感染症の原因であるヨーネ菌死菌の経口摂取が、人種差をこえてリスクとなることを明らかにしました。この成果は、多発性硬化症の発病の一端を明かにし、今後の予防・治療法の開発に大きく道を拓く可能性があります。本研究は科学誌Scientific reportsで発表されました。
2016年の情報の再録です。