クローン病の新薬!寛解が持続!レッドヒル・バイオファーマ社が抗ヨーネ菌クローン病療法のフェーズ3評価結果を発表(カナダ 2108)
ヨーネ菌対策がクローン病に対する原因療法か!?
カナダのBaylor College of Medicineのデイビッド・グラハム博士は、新薬承認プロセスの「フェーズⅢ無作為化二重盲検プラセボ対照多施設並行群研究」の研究結果を2018年10月20日〜24日にウィーンで開催されたUEN(United European Gastroenterology)の学会でクローン病治療における抗MAP療法(RHB-104)の有効性を発表しました。
以前のプレスリリースでは、RHB-104投与患者の26週間の時点での対照と比較して、有意な寛解レベルが発表されました。今回RedHillは、クローン病の寛解が持続的であることを明らかにしました。16週から52週でプラセボ対照よりも有意に優れています。これはデータスライドの1つです。
こちらのリンクからRedhill Biopharmaのプレスリリースを見ることができます。
このリンクから、グラハム博士がUEGの会議でで示した22のスライドを見ることができます(許可を得ています)。
このスライドには試験のデザイン、データの解析方法、およびプライマリおよびセカンダリエンドポイントでの結果、そして試験区分内の抗TNF薬またはコルチコステロイド対対照群の患者などの各対照グループの結果についても詳しく紹介されています。
*CMRIを通じてのこの情報提供は当該企業のDr. Patrick Mclean許可を得ております。(2018/12/08)
Dear Dr. Momotani,
Yes, please feel free to translate and post the information. I have to trust your translations.
Did you post the information on the MS trial as well? 下のタイトルをクリック!
Study Finds Link Between GI Distress and Onset of MS
SEPTEMBER 19, 2018
CMRIからのコメント、ヨーネ菌がクローン病や多発性硬化症の原因ではないのかという研究論文が増えておりますが、ヨーネ菌に対する抗生物質療法に治療効果があるという治験の成績は、「ヨーネ菌と自己免疫病の関連性」を示唆すると同時に、原因療法を試みていくためにとても重要な知見だと思います。
このような研究の進展を踏まえて、予防的な観点からも日本国内の乳製品中のヨーネ菌汚染の実態を明らかにする研究の実施は重要だと思います。比較医学研究所のクラウドファンディングの研究にも